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画像処理

1-5 非点収差補正(スティグマ)

 SEM観察において電子レンズの調整が不十分な場合などに、画像が特定方向に歪む場合があります。通常は画像ファイルとして記録してからでは補正できませんが、数学的処理によって改善することができます。人工知能ではないので、想像による作図はありません。

​ ブレ方向が一定であれば、カメラの手ブレにも適用できます。 

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1-6 ピンボケ補正

 焦点が合っていない写真はいわゆるピンボケとなりますが、これは一定の規則に従って離散するものなので、原理的にはフーリエ変換で離散を戻すことができます。画素数が少ないためにボケて見える画像には対応できません。

 

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1-7 総合的補正

 ​主に顕微FT-IR装置の可視光像の改善を目的とするものです。

 顕微FT-IR装置では、赤外吸収のあるガラス製レンズを使用できないなどの理由により、金属の鏡面による凹面鏡が使われます。そのため、可視光像でもレンズを使う場合と比較して非点収差が起きやすく、また金属の腐食を防止するための金めっきが色合いに影響します。特に初期の顕微FT-IR装置では画像が不鮮明となります。

​ このような画像は、フーリエ変換のほか色補正やコントラスト調整などをすることで改善できます。

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(光学顕微鏡像)

(C) MMXXVI NAMIKI Yoichi

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